澤藤統一郎の憲法日記

改憲への危機感から毎日書き続けています

改憲阻止の半鐘を鳴らせ! 鐘の音を響き合わせよう。

「戦争屋にだまされない厭戦庶民の会」から、ミニコミ誌・「厭戦庶民」第31号が届いた。B6よりやや小さな版だが54頁の堂々たるパンフレット。盛り沢山のイラストも楽しい。

このパンフの全編が、「特集:改憲阻止の半鐘を鳴らせ!」の趣旨に貫かれている。最終ページ。後書きに相当するところに、次の文章がある。

どこかで半鐘が・・・

 郊外の、古い家々が残るようなひなびた街角に、小高い塔を見かけることがある。これは「火の見櫓」といい、その名の通り火事を見張るための塔。で、その天辺にぶら下がっているものが「半鐘」。火事などを知らせるために鳴らすものだ。
 それを見ていると、子供の頃を思い出す。夜、半鐘が鳴る。(これは60歳くらいから上の世代にしか通じないが)「カンカンカン」と、3回セットで鳴るのはどこかで火事が起きているということ。それが連打となると、火事が近い証拠で、急いで家を飛び出すと、裏山のあたりがぼうっとオレンジ色に照らされていた、などということもあった。
 しかし、それも今は昔で、半鐘はサイレンや防災無線にとって代わられ、今はもう鳴ることはない。と、いうより火の見櫓そのものが近代化・宅地化の波で古い町並みとともに消え、見かけることすら今やほとんど無くなった。
だが、空耳だろうか、最近半鐘が鳴っているのが聞こえる。激しく連打されている。憲法が火にくべられ、国全体が戦争という大火に向かっているのか。今日も幻の半鐘は鳴り続ける。(斎藤(好))

この幻の半鐘の音は、私にも聞こえる。特集のタイトルが、「改憲阻止の半鐘を鳴らせ!」となっているのは、幻の半鐘の音を聞いた者は、みんな「改憲阻止の半鐘を鳴らせ!」と言っているのだ。泉下の信太さんの声が聞こえる。

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幾つかの集会報告が掲載されている。中に、今年(18年)1月28日の「詩人・石川逸子さんを囲んで」がある。「戦争で虐げられた人々への鎮魂歌」との副題が付いている。そして、石川逸子の詩が2編。さすがに、訴える力がある。

風がきいた

知ってますか 風がきいた 夜の木々に
1895年10月8日
日本軍と壮士らが 隣国の王城に押し入り
王妃を むごたらしく殺害したことを
天皇が『やるときはやるな』首謀者をホメだことを

知ってますか 風がきいた 昼の月に
1919年3月1日
国旗をもって「独立万歳」 叫んだ朝鮮人少女が
右手 左手 次々 切り落とされ
なお万歳を連呼して 日本兵に殺されたことを

知っていますか 風がきいた ながれる川に
1923年9月2日
一人の朝鮮人女性が自警団に手足をしばられ
トラックで轢かれ 「まだ生きてるぞ」
もう一度轢き殺されたことを

知っていますか 風がきいた 野の花に
1944年末
与那国島に船で輸送されてきた
朝鮮人「慰安婦」たちが 米軍機に銃撃され
アイゴー 叫びながら 溺れ死んでいったのを

木々が 月が 川が 野の花が
きかれなかった 海 泥土 までが
一斉に答える
知ってます 知ってますよう
風が 日本列島を たゆたいながら吹いていった

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もう一つ、これも面白い。

よくある手口

●成功談から…
アベノミクス うまくいているよね?
株価も上がっているだろ?
 「うん うん」
だから議席も支持率も絶好調!
国民の大多数が
わが自民党を支持してくれてる!

●危機感を煽り…
北朝鮮はヤバイよね?
核ミサイル恐いよね?
 「アラやだ! 恐い」
中国も危険な国だよね?
尖閣も奪われるかも
韓国もむかつく国だし

●焦らせる
今にも 核ミサイルが
飛んでくるかもよ!
 「ひいっ」
そのうち 中国艦隊が
攻めてくるぞ!
さあ! どうする?

●そして本題!
危険な奴らに
対抗するのに
あの「変な憲法」が邪魔してる
 「コクン コクン」
今こそ国民の
絶大な信を得た
わが党のもと…
改憲だよね!

*こんな詐欺に引っかかりますか

この、パンフレットは立派な「半鐘」だ。鋭い音を鳴らしている。今、無数の鐘の音が必要だ。ジャンジャンジャンジャンジャンジャンと。
(2018年7月8日)

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Published in 日曜日, 7月 8th, 2018, at 22:17, and filed under 大衆運動, 護憲運動.

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