澤藤統一郎の憲法日記

改憲への危機感から毎日書き続けています

コロナには「無為・無策・無能・無気力・無責任・無節操」の「六無宰・アベ晋三」

(2020年8月1日)
今日から8月。未明に雨がやみ、梅雨空の雲が切れて東京は夏の陽が射しはじめた。しかし、今年の夏はいつもの輝く夏ではない。コロナ禍の夏、コロナに占領された囚われの夏である。感染はしたくないから、そのための引きこもりの夏。

全国の新規感染者は、昨日(7月31日)に続いて本日(8月1日)も1500人を超えた。感染は確実に都市部から全国に拡大しつつあり、医療態勢は逼迫しつつある。

庶民は引きこもらざるを得ないが、為政者たる者まで巣ごもりしていてはならない。国会を閉じて巣ごもりを決めこみ、記者会見さえしようとしないアベ晋三のやる気のなさが尋常ではない。今こそ国難、リーダーの真価を国民に見せてしかるべき時なのだが、よくよく自信がないのだろう。役立たずの「こんな総理」をいただいている不幸が誰の目にも明らかではないか。

その昔、「六無斎」と号した人物がいた。「寛政の三奇人」の一人・林子平は、大著『海国兵談』の版木を自ら彫って自費出版したが、これが幕政に容喙するものとして発禁処分となった。版木は没収され、仙台に蟄居を命じられる。このとき、「親も無し 妻無し子無し版木無し 金も無けれど死にたくも無し」と自嘲しての「六無斎」。

これに倣って、アベ晋三には、「六無宰」の称号を奉ろう。「無為・無策・無能」に、「無気力・無責任・無節操」を加えての「六無宰」

もう一つ。「怠惰・怠慢・怠業」の「三怠総理」と言ってもよい。本当に、国民はこんな政権を選んだのか。こんな人物を政権トップに据えたのか。日本の民主主義の機能不全が哀しい。

ところが、である。アベ晋三のやる気のなさは、コロナ対策や、水害対策などに限ってのものなのだ。いま国会を開けば、コロナと水害で攻められる。だから、ダンマリなのだ。これまで、改憲やら悪法の強行には、えらく熱心だったのだ。

日民協は、8月8日(土)に、総会を開催する。その議案書は作成済みで、全国の会員に届けられているが、総会で採択する「アピール」の文案が未確定である。

大雑把には、「第59回日本民主法律家協会定時総会アピール」として、「コロナ禍の今こそ、安倍政権に終止符を打ち、平和で民主的で個人の尊厳が守られる市民・野党の新しい政権を!」と表題し、「これまでの安倍政権の反憲法的悪政を全て列記し、こうした政権に代わる政権が今こそ求められており、政権交代のために法律家も力を尽くそうというアピール」にすることまでは、決まっている。

その準備作業として事務局長がまとめてきた、「安倍政権悪行一覧」があらためて凄まじい。

憲政史上最長・戦後最悪の安倍政権(2012年12月~2020年8月(7年7か月))は何をやってきたか?

※権力の集中による人事権の独占(歴代自民党政権がやらなかった法で人事を掌握)
・日銀総裁、内閣法制局長官、NHK会長、最高裁裁判官
・内閣人事局
・検察官人事→20.6改正法廃案

※軍事大国化
・13.12特定秘密保護法
・14.7集団的自衛権容認の閣議決定、15.4日米ガイドライン改定、15.9安保法制成立
・15.11南スーダンPKO派遣
・17.5「安倍改憲」メッセージ(自衛隊明記)
・20.1自衛隊中東派兵

※大企業・富裕層にだけに富を集中させた経済政策(アペノミクス)
「3つの矢」と称する、金融緩和、財政政策、成長戦略により景気浮揚させるとし、日銀が大量に株や国債を買い込み、投機による株高を作り出し、湯水のような公共投資を行った絡恥企業収益は過去最高水準になったが、ほとんどは株主への配当や内部留保になり、労働者の所得にも家計にも回らなかった非正規雇用が増え、年収200万円以下のワーキングプアは1000万人を超えている。こうした中、2014年4月に消費税を5%から8%に、2019年10月には10%に引き上げ、格差と貧困は拡大している。

※公文書の隠蔽・改ざん・樫造・偽装・記録不作成
一14.7内閣法制局集団的自衛権容認の検討過程の記録不作成
一16.南スーダンPKO日報「発見」
・18,4イラク派兵日報「発見」
・18.3森友文書の改ざん/18.5破棄されたはずの交渉記録900頁の国会提出
・1s.力闘t4q届/IS吸郵頑l咳びJ‘自‘gl5ノkュ包鮨はLI良良・ぴn=9或
・18.裁量労働制データ樫造
・19.1基幹統計である「毎月勤労統計調査」のデータ大規模偽造発覚(「実質賃金高水準」のウソ)
・19.12「桜を見る会」招待者名簿「廃棄」
・20.4コロナ専門家会議議事録不作成

※反憲法的立法の採決強行
・13.12特定秘密保護法
・15.9安保法制
・16.5盗聴法拡大・刑訴法改正
・17.6共謀罪
・18.5「働き方改革」(高プロ)

※改憲への執念
安倍政権での一貫しての最大注力テーマ
せめぎ合いの中で、改憲は阻止し得ている。

※外交
・拉致問題ーまったく成果なし
・北方領土問題ーまったく成果なし
・対韓外交ー昏迷の極み
・原発・新幹線売り込みーまったく成果なし
・原水爆禁止問題ーまったく進展せず
・米・イラン仲介問題ー失敗

※エネルギー政策
・脱原発に踏み切れず
・原発再稼働に執着
・3・11被害補償に冷淡

※コロナ対策
無為・無策・無能・無気力・無責任・無節操

※その他
・沖縄の民意を無視した辺野古新基地建設強行
・ジェンダー問題の軽視
・国連の諸勧告軽視

※レガシー作り
・いまだ「東京オリパラ2020」に固執
長かっただけ。国力を低下させ、日本の国際的地位を低下させた政権と記憶されることになろう。

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