澤藤統一郎の憲法日記

改憲への危機感から毎日書き続けています

「AGAINST WAR LAW」「GO VOTE」

高等学校生徒諸君
プラカードを高く掲げて街頭に躍り出た諸君よ
 AGAINST WAR LAW
 GO VOTE 

諸君こそは
颯爽たる未来圏から吹いて来る
透明で清潔な風そのものだ

諸君はこの時代に強ひられ率いられて
奴隷のやうに忍従することを拒絶した

自らの手で
自由と平等と平和な未来を築こうと
声を上げた
 AGAINST WAR LAW
 GO VOTE 

今日までの歴史を論ずるならば
われらの祖先乃至はわれらに至るまで
社会の不合理と不平等とは
意識的に温存されてきた
これを打ち砕こうとする心ある人々の
力や行動はいまだに足りない。

むしろ諸君よ
更にあらたな正しい時代をつくれ
 AGAINST WAR LAW
 GO VOTE 

諸君よ
紺いろの地平線が膨らみ高まるときに
諸君はその中に没することを欲するか
じつに諸君は此の地平線に於ける
あらゆる形の山嶽でなければならぬ

宙宇は絶えずわれらによって変化する
時機を失してはならない
 もう少し様子を見てから
 経験を積んでから
そんなことを言ってゐるひまがあるか
さあ、われわれは一つになって
 AGAINST WAR LAW
 GO VOTE 

新たな詩人よ
雲から光から嵐から
透明なエネルギーを得て
人と地球によるべき形を暗示せよ
 
新しい時代のコペルニクスよ
余りに重苦しい重力の法則から
この銀河系を解き放て

衝動のやうにさへ行われる
すべての労働を
冷く透明な解析によって
その藍いろの影といっしょに
芸術の域にまで高めよ

新たな時代のマルクスよ
これらの盲目な衝動から動く世界を
素晴らしく美しい構成に変へよ
 AGAINST WAR LAW
 GO VOTE 

潮や風、歴史や科学、知と友愛と……
あらゆる価値あるものを用ひ尽くして
諸君は新たな世界を形成するのに努めねばならぬ

戦争法廃止の声を上げつつある若者よ
 君たちの目の前に、
 君たちの受け継ごうとしているこの世の現実がある。
 富を持つ者が支配者となり、
 権力を持つ者が富を持つ者に奉仕するこの社会。
 不本意ながら、これが現世代の君たちへの遺産だ。

 富を持つ者はさらに収奪をくわだて
 権力を握る者は、持たざる者の抵抗を押さえつける。
 富める者、力ある者に、正義も理想もない。

巨きなる理想もて、卑小なる現実を拒否せよ
ああ諸君こそはいま
この颯爽たる諸君の未来圏から吹いて来る
透明な風を感じつつあるのだ  
 AGAINST WAR LAW
 GO VOTE 
(2016年2月22日)

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