澤藤統一郎の憲法日記

改憲への危機感から毎日書き続けています

200人の「怒りのメッセージ」から

数日前、「『6・1怒りの大集会』プログラム・メッセージ集」と標題した、B4・25ページほどの小冊子の郵送を受けた。

6月1日(日)に、「集団的自衛権行使の合憲化を許すな!」「憲法改悪反対! 安保強化・原発再稼動を許すな!」というメインスローガンの「大集会」に寄せられた200名ほどのメッセージを掲載したもの。主催者のアイデアと手間を惜しまない姿勢に敬意を表したい。

これだけの数の手書きのメッセージが並べばなかなかの壮観。個性にあふれたメッセージから、それぞれの人の熱気が伝わってくる。

多くの著名人の名も連ねられている。
「安倍政権の傍若無人の悪政に対し、腹の底から怒っています。この政権の早期の打倒のために力を合わせましょう」(池内了)
「敗戦の時小学二年生。つくづく戦争はいやだなと思いました。日本の政治は年々と悪くなっていくようです」(石川文洋)
「人生は名詞ではなく動詞であると、誰かが言っています。動きましょう。わたしたちも。」(落合惠子)
「憲法9条があったからこそ日本は六九年間、どこの争いにも捲き込まれず来たのです。だから、守っていかねば時代に申訳ありません」(小山内美江子)
「日本は暴走を繰り返して危ない。市民が結束して食い止めねば取り返しがきかなくなる。」(大田昌秀)
「次に来るもの、それは、徴兵制の復活」(小林亜星)
「武器を持たないのは 勇気があるからだ」(ジェームス三木)
「国民の声を無視し、安倍政権はあらゆる手を使って私たちを戦争の道へ引きずりこもうとしています。このすべてに絶対反対します」(高畑勲)
「まだ戦争やりたいんだって? 戦争を知らない人間は困ったもんだ。もう一度日本が壊滅し、日本列島が住めなくなるのを見たいんならやってみろ」(田中克彦)
「安倍内閣の一連の政策が国民多数の意思に反していることを具体的なかたちで示さなければなりません。6・1大集会の成功を期待します」(西谷敏)
「安倍政権は『特定秘密保護法』『集団的自衛権行使』など平和憲法の実質的な改変を求めています。巧みな手法による改憲に大きな不安を感じ、安倍政権には絶対反対です。」(羽田澄子)
「安倍政権の暴走。なんとかストップさせたい」(堀尾輝久)
「9条を守ることは、人間性を守ることです。安倍さんは、まぎれもなく権力を私物化しています。」(森村誠一)
「あきらめずに、声を出していきます。市民運動がもっと大同団結できますように祈りながら‥」(湯川礼子)

また、読む人の心に染みいるメッセージ、心に突き刺さるメッセージが並んでいる。
「罪のない捕虜でも直ちに殺せと命令されれば、それに従わないと陸軍刑法で死刑になるとという状況に悩まされた軍隊経験をもつものとして、海外での武力行使を認める解釈改憲に絶対反対です」(石田雄)
「本年九〇才になる私は、かつての戦争への道を歩んでいた一〇代後半期と現代の政情とがたいへん似ていることに危機を感じております。あくまで民衆の意識と力でこの動きを阻止しなければと痛感しています」(塩沢美代子)
「特定秘密保護法も原発稼働も強行し、改憲が困難だと閣議決定で『集団的自衛権』を認めるなら、憲法も裁判所も要らない『独裁政権』である。民の声を武器にメディアはなぜ闘わないのか。朝日は『東京』を見習え」(芹沢昇雄)
「憲法第九条は、野蛮の極致たるあの戦争の廃墟から生まれた理性の真珠です。それは人類の国家への分割を否定する未来志向宣言です。絶対守り抜きましょう」(澤田洋)
「忌まわしいあの時代へ戻るのか。若者のスニーカーを、軍靴に履き替えさせるのか。一触即発の火種がここそこでちらちらしている現実に引き摺り込まれ、せっかくの憲法9条を葬るのか。いや、毅然と平和国家の先頭に立とうではないか」(島田文彦)
「日本は戦争ができません。原発の二、三カ所も攻撃されれば瞬時にお手上げ状態になるからだ。安倍首相は危機を事前に回避するという思想がない。ひたすら緊張を高めるしか能がない」(野里征彦)
「中国や北朝鮮が脅威だから集団的自衛権行使が必須だというのが現政権の考えなら、以前に『米英が脅威だから決然と立つ』として太平洋戦争に突入したのが大失敗だったことへの反省がない。今こそ、近代史への配慮による平和指向が必要だ」(日野資純)

気が利いていて耳を傾けさせるもの、寸言にして説得力に富むものも多い。
「主権者は私たち国民です。主権者は戦争しない国を望んでいます。」(平和元)
「権力に戦争という選択肢を与えてはなりません」(河田創)
「政府には「人」が見えていない。傷つき、悩み、苦しむ、一人の「人」が。「人」の集まりが国家であるのに」(小野順子)
「大事なことは、叫び続けることだと思います」(伊藤幹郎)
「原発がりにあ走らせ国壊す
 集団自衛を親分に乞う小判ザメ
 戦争を「平和」と唱え替えるバカ
 武器を売り死の商人に仲間入り」(極楽とんぼ)
「(琉歌)戦世も知らん 人の道知らん 安倍の言説は 和製ヒトラー」(石川元平)
「怒っています。怒りを表に出しアピールしましょう」(宮川泰彦)

最後にこの人も。
「集団的自衛権行使容認とは憲法九条を死文化させてしまうこと。平和憲法を守り抜くことは私たちの世代の責務だと思います」(澤藤統一郎)
いや、面白くも可笑しくもない。気の利いたところが何もない。人間がおもしろくないにちがいない。
(2014年7月4日)

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Published in 金曜日, 7月 4th, 2014, at 23:56, and filed under 集団的自衛権.

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