澤藤統一郎の憲法日記

改憲への危機感から毎日書き続けています

第五福竜丸は核なき未来へ再出港! ― 展示館リニューアルオープン。

江東区・夢の島の第五福竜丸展示館は、9か月にわたる改修工事を終えて、4月2日にリニューアルオープンした。核の脅威を語る生き証人であるこの船体を、まずは保存すること、そして多くの人に見てもらい、核なき未来をつくる運動の拠点とすること。それが、展示館の使命である。この展示館は都立であって、核廃絶を願う都民の願いと運動が、この船体の保存と展示の施設をつくり、維持してきた。

都から委託を受けて、保存と展示の業務を担当しているのは、公益財団法人第五福竜丸平和協会である。ぜひ、下記のURLにアクセスして、協会のホームページをご覧いただきたい。
http://d5f.org/event.html

改修工事期間中の9か月の休館は長かった。しかし、リニューアルして、展示館は、明るくもなったし、床の不陸もなくきれいになった。雨漏りもなくなったという。映像機器を使っての展示内容も格段に充実した。ボランティアガイドの皆さんも、張り切っておられる。ぜひとも、再度展示館を訪れていただきたい。そして、第五福竜丸の「核なき未来への航海」に伴走をお願いしたい。

館の展示内容は随時変る。それぞれの時期にふさわしい企画展が行われる。
現在は、「リニューアルオープン記念特別展」(2019年4月28日~6月16日)として、《第五福竜丸の航海を支える展示館大規模改修をたどる》展示をしている。改修の内容や規模については、館は、次のように説明している。

 東京都のゴミ捨て場・夢の島に打ち捨てられた第五福竜丸が市民の手によって保存されてから43年。第五福竜丸展示館は、平和な海へ航海を続ける第五福竜丸のシェルターとして、この貴重な船を守ってきました。しかし、老朽化に伴い天井からの雨漏りや埋立地ゆえの地盤沈下など、各所に痛みが生じていました。これまでも度々補修をくり返してきましたが、今回の改修工事は開館以来最長の9カ月間にわたる大がかりなものとなりました。
 建物は曲面で構成される特殊な形状(シェル構造)で、内部には動かすことのできない木造船。この難工事をどうすれば完遂することができるのか、工事関係者の知恵と工夫が生かされました。

本日(5月5日)は、オープニングイベントとして、「船首下スペースで、改修工事に携わった方から、展示館改修の知恵や工夫をお話しいただきます。」という集会企画。第五福竜丸展示館の設計者、工事の設計監理者、監理技術者、都の担当者などから解説を受けた。説明を聞いて、なるほど、この急勾配の巨大な屋根の補修が大工事で難工事であることがよく分かった。

あらためて、第五福竜丸展示館の何たるかを確認しておこう。

 この展示館には、木造のマグロ漁船「第五福竜丸」およびその付属品や関係資料を展示しています。「第五福竜丸」は、1954年3月1日に太平洋のマーシャル諸島にあるビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験によって被害を受けました。
 木造漁船での近海漁業は現在も行われていますが、当時はこのような木造船で遠くの海まで魚を求めて行ったのです。
 「第五福竜丸」は、1947年に和歌山県で建造され、初めはカツオ漁船として活躍し、後にマグロ漁船に改造され遠洋漁業に出ていました。水爆実験での被爆後は、練習船に改造されて東京水産大学で使われていましたが、1967年に廃船になったものです。
 東京都は、遠洋漁業に出ていた木造漁船を実物によって知っていただくとともに、原水爆による惨事がふたたび起こらないようにという願いをこめて、この展示館を建設しました。 <東京都 1976年6月10日開館>

原水爆は、人類を絶滅させるに足りる脅威である。愚かな人間たちは、こんな危険なものを作り出し、現在なお1万5000発もの核爆弾を保有している。人類は、この脅威の上に危うく生存しているのだ。第五福竜丸とともに、核のない、そして戦争のない、平和な世界をつくりたいものと思う。そのためにも、折あるごとに第五福竜丸展示館を訪れていただきたい。

アクセス
東京都江東区夢の島2-1-1、夢の島公園内
TEL: 03-3521-8494
東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線、『新木場駅』下車、徒歩10分
都営バス「夢の島」バス停下車、徒歩5分
入場は無料である。修学旅行や学校行事など、団体の見学を歓迎している。問合せをお願いしたい。
http://d5f.org/dantai.html

なお、できることなら、あなたも第五福竜丸平和協会の賛助会員になって、常に枯渇している運動の財政を支えていただきたい。

 第五福竜丸平和協会では、第五福竜丸の維持管理と財団の活動を支える賛助会員を募集しています。
 皆様のご好意により第五福竜丸はこれからも航海を続けていくことができます。
 ぜひとも寄附のご協力、会員としてご支援賜りますよう、よろしくお願いいたします。
会員としてのご支援
1.賛助会員
 第五福竜丸だよりはじめイベントのご案内などを差し上げます。(年会費:個人5千円、団体1万円)
2.ニュース(福竜丸だより)会員
 会員様のご自宅へ「福竜丸だより」(現在、隔月刊)をお送りいたしております。(年会費:個人2千円)
今回のみの支援
会員としてではなく寄附も受け付けております。ご支援いただけると幸いです。
 *賛助会費等も税制優遇措置の適用を受けます。
 *当法人は平成23年10月26日付で税額控除対象法人になりました。
[賛助会費及び寄附金-2,000円]×40%が所得税額から直接控除されます。
詳細は下記URLを。
http://d5f.org/contribute.html
(2019年5月5日)

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