澤藤統一郎の憲法日記

改憲への危機感から毎日書き続けています

再び「がんばれ竹富町」「負けるな、んぶふるの島」

3月15日に「がんばれ竹富町」の標題でブログを書いた。八重山地区の中学校公民教科書採択問題について触れたもの。

余談ながら、文中の「んぶふる」とは、もとは水牛の鳴き声の擬音語であるという。水牛が「んぶふる」と啼いた小高い丘の地名を、「んぶふる」と名付けたと聞いた。その説明がなんとも興味深く印象が強い。水牛はどうして「んぶふる」と啼いたのだろうか。いつもの啼き声なのか、それとも何か特別の事情あってのことだろうか。どうして、啼き声が地名に昇華したのだろうか。こんなに素敵で個性的な地名を他に知らない。今でも竹富の水牛は、んぶふる、んぶふる、と啼いているのだろうか。

ブログの拙文をお読みいただいた、京都の前田佐和子さんから、さっそくのご連絡をいただいた。前田さんは、京都大学理学博士の学位をもつ地球物理学者。京都女子大教授を勤められた方。前田さんからのご連絡の内容は、「んぶふる」に関することではない。柔らかく穏やかな文章だが、「八重山教科書問題は、重大なことなのだからもっとよく調査して書くように」との叱咤と理解した。

「八重山地区中学校公民教科書の採択で問題が生じた2011年夏、現地の新聞でその経緯を知るにつけ、目が釘付けになりました。当初は、ネットなどを通して情報を集めていましたが、12年春、現地に行きまして、関係者の方々から聞き取りをいたしました。今も連絡を取り合っています。

2012年5月に論考を発表しました。事態は錯綜して、実際に起こったことが伝わりにくいので、少しでも多くの方に知っていただきたいと思っています。」

前田さんからご紹介いただいた、ご自身の記事は次の3本。

「揺れる八重山の教科書選び」(2011年9月14日)
 http://peacephilosophy.blogspot.ca/2011/09/blog-post_16.html

「八重山教科書問題の深層」(2012年5月23日)
 http://peacephilosophy.blogspot.jp/2012/05/part-ii.html

「軍靴の音に耳澄まそう-地方教育行政への国介入は危機」
(2013年10月23日 沖縄タイムス「論壇」寄稿)

前2者は長文。科学者の文章。私にとっては、知らないことが多かった。八重山教科書問題の経過はこの2本の論文で学ぼう。ほかならぬ八重山でこの問題が起こったことの意味の重さがよく分かる。事件の発端はまことに唐突で乱暴なものだが、防衛力の南西シフトで矢面に立たされている先島諸島での、国の本音を丸出しにした地方教育行政への介入。まさしく、耳を澄ませば軍靴の音が聞こえてきそうな事態なのだ。

その竹富町の教育委員会の定例会が、昨日(3月24日)開かれた。文科相からの「是正の要求」(3月14日)以降初の会合。

その結果、竹富町教委は、「教科書変更を求めた文部科学省の是正要求には従わないことを確認した。新年度も現行の東京書籍版を使う。是正要求に不服がある場合の手続きを取るかどうかは、今後検討する」と報じられている。

定例会後、出席した教育委員4人が記者会見して、「教育現場に混乱は生じていない▽民主党政権下では竹富町の採択の有効性が認められている▽地方教育行政法は各市町村教委に教科書採択権限を認めている、などの理由で要求に従わないことで一致した」という。また、慶田盛安三教育長は「教科書をそう簡単に変えられるはずがない」とも言っている。

はからずも今、八重山地区が、教育への国家介入をめぐるせめぎ合いの最前線となった。ここで、国・安倍政権・文科省・歴史修正主義・育鵬社の連合体が、日本国憲法の理念を、なかんずく平和の理念を攻撃している。

応援しよう。平和の島を。ゆったりと時の流れる「んぶふる」の島を。さわやかに頑張れ竹富町。

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NHK籾井会長、百田・長谷川両経営委員の辞任・罷免を求める署名運動へのご協力のお願い。
下記URLからどうぞ
http://kgcomshky.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-3030-1.html
http://chn.ge/1eySG24
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    NHKに対する「安倍首相お友だち人事」への抗議を
☆抗議先は以下のとおり
 ※郵便の場合
  〒150-8001(住所記入不要)NHK放送センター ハートプラザ行
 ※電話の場合 0570-066-066(NHKふれあいセンター)
 ※ファクスの場合 03-5453-4000
 ※メールの場合 下記URLに送信書式のフォーマット
    http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
☆抗議内容の大綱は
  *籾井勝人会長は即刻辞任せよ。
  *経営委員会は、籾井勝人会長を罷免せよ。
  *百田尚樹・長谷川三千子両経営委員は即時辞任せよ。
  *経営委員会は、百田尚樹・長谷川三千子両経営委員に辞任勧告せよ。
以上よろしくお願いします。
(2014年3月25日)

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Published in 火曜日, 3月 25th, 2014, at 22:59, and filed under 未分類.

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